僕のなかの壊れていない部分が、音を立てて崩れた。
前回の日記の続きを書きます。
かなり具体的で、長い文章になる気がします。
全ては言い訳で、身の保身に終始した文章です。
【事実】
事実だけを述べると、
先週の土日に 別れた彼女が僕に会いに横浜から静岡にやって来た。
ギターを習いたい、僕に会いたいと言って。
僕は彼女を迎え入れ、僕の住む寮や会社を見せつつドライブをした。
その後予約したビジネスホテルで、Syrup16gというバンドの曲を
ギターで数曲教える。
その後、居酒屋で話をしながら彼女の好きな日本酒を飲んだ。
その晩、僕は彼女を抱いた。
翌朝、「海が見たい」という彼女のために、
クルマで清水まで出かけることにした。
海を見ながらART-SCHOOLというバンドの曲を掛けながら
僕らはドライブをした。
そして、富士宮市の朝霧高原や湖をひたすらドライブし
いろんな景色を観て廻った。
そして、夕方、彼女はバスに乗って横浜に帰っていった。
【背景】
前のBLOGから読んでいた人は分かるかもしれないけれど、
彼女は精神を病んでいる。僕も精神を病んでいた(今は完治宣言をしている)。
そこで繋がりあって付き合ったのは一つの事実だ。
僕は彼女に幸せを感じて欲しいと
全力を尽くしたつもりだった。
けれども、
結局は彼女の重みに耐え切れなくなって、
僕は彼女を投げ出してしまった。
一年前のことだ。もう限界だった。
彼女のためを思ってしたことが何一つ実らず、僕は擦り切れていった。
しかしそれでも、
というか、そのせいもあって、“投げ出してしまった”という
罪悪感から、僕は別れた後でもできるだけ彼女のサポートをしていた。
電話やメールを通して、アドバイスをしたり、悩みを聞いたりしていた。
そして、今回、
彼女から「会いたい」という連絡があった。
僕は迷ったが、彼女がそれで幸せを感じてくれるなら、素敵な時間を過ごせるなら別に構わないと思った。
【問題】
問題は2つある。
一つは、別れた彼女には新しい彼氏がおり、
それを知った上で、彼女に来ることを許してしまったこと。
そして、彼女を抱いてしまったこと。
僕は今の彼氏を激しく苦しませてしまった。
彼女には「もし来るなら彼氏さんに正直に言うか、完璧に隠し通すかしないと駄目だ」と言った。彼女は彼氏を説得したようだった。
彼氏はきっと激しく混乱し、苦しんだことだろう。
僕と彼女という関係性の中だけなら問題はなかったかもしれない。
けれども、彼女を幸せにする一方で、僕は彼氏を決定的に傷つけた。
そして、僕は彼女と性交してしまった。
今回、会う前は彼女と性交をすべきではないし、してはいけない
と考えていた。しかし、結局の所、僕は彼女を抱いてしまった。
これはもう救いようがない。僕は自らの性欲に負け、意志の弱さを自らに突きつけることになったのだった。
彼女は今の彼氏を愛している。
そして僕もまた、彼女とよりを戻すつもりはなかった。
にも関わらず、かなりのリスクを負って彼女は僕と会うことを選び、
また僕も、中途半端な優しさで彼女と会うことを選んだ。
この関係はどう考えてもおかしい。
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僕は最低なことをしてしまった。
彼女は一時の幸せを感じたかもしれない。
横浜に帰るとき、彼女は泣きながら「ありがとう」を繰り返し、
涙をボロボロ流しながらバスに乗っていった。
それを見送った後で、僕はクルマの中で泣いた。
「オレは何をしているんだ。何てことをしてしまったんだ。」と。
僕の行動は、
彼女を一時的に救った後で、彼女と今の彼氏の生活をかき乱す要因になる。
彼氏は激しく傷つき、苦しみ、僕を憎むだろう。
彼氏が僕を憎むのは構わない。刺してくれて構わない。
ただ、それで2人の世界を壊してしまった自分の愚かさに
ほとほと嫌気が差してしまったのだ。
そして、
結局は性欲に負け、自分の意志を折ってしまった
自分自身に激しい自己嫌悪を覚えた。
何が優しさだ!
何が幸せだ!僕は偽善者だ。脆くて根本的に間違った優しさしかもてない
腐った偽善者だ。愚か過ぎる。腐りすぎている。
こんなことを一生繰り返していくのだろうか。
もう自分が嫌だ。鎖で一生縛られるか、
どこかの壁に一生打ち付けられる方がまだマシだ。
混乱している。
僕は何をすべきだったんだろう。
どう行動することが、僕にとって、彼女にとって正しかったのだろう?
彼女には、もう2人で会うべきではないと最後に告げた。
だが、こんなことは繰り返されてしまいかねない。
僕はどうすればよかったのだろう。
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混乱したままですが、
今日はここで終わります。
最後に。
前のBLOGの時にもいらしゃったようですが、
僕と彼女と両方の知り合い(現実でかネット上でかはわからないけど)が
この日記を読んでいるかもしれません。
どうか、
彼女には僕がこういう状態に陥っていることは言わないでください。
これこそが偽善以外の何者でもないことは重々承知ですが、
僕は彼女に楽しかった思い出だけを残してやりたいのです。
幸せを感じたままで居て欲しいのです。
それが彼女を投げ出してしまった僕の唯一の償いなんです。
偽善者です。知っています。でも、これだけは、
本心なんです。
長々とすみませんでした。
軽蔑してくれて構いません。
おやすみなさい。